POLICY.
POLICY04
場所に息づく
「その場所がそんなに美しい場所だったとは、そこに建物が建つまで誰も気がつかなかった」という、とても印象的な言葉があります。恐縮なことに出典がうろ覚えなのですが、建築家フランク・ロイド・ライトの言葉だったと記憶しています。
例外もありますが、建物は基本的に、土地の上に建つものです。その場所の気候や自然環境はどんなものか。どんな文化や習慣のあるところなのか。その土地は木々に囲まれているのか、崖の上なのか、密集した住宅地なのか。どんな建物に囲まれているのか。そういった場所の特性によって、当然どんな建物がふさわしいのかは変わってくると考えています。
建物を使う人、そして通りかかった人からも、冒頭のような言葉が聞けること。そんな目標を胸に、設計に取り組んでいます。